呼吸を妨げる原因とその対応方法

いつも私たちの記事を読んで頂きありがとうございます。

今回は呼吸を妨げる原因とその対応方法についてご紹介していきます。

呼吸をして酸素を取り込むことは生きていくために不可欠です。

しかし、重症心身障がい児の方々は様々な原因で呼吸が妨げられていることがあります。

この記事ではなぜそのような状態になってしまうのかを分かりやすく紹介しています。

そして、対応方法の理由についても解説しています。

この記事は以下の方に向けて書いています。

  • 病気によってことなる呼吸障害について知りたい
  • お子さんの息苦しさを和らげたい
  • 医師に説明されたが少しわかりづらい所があった

 

息苦しいと起きるデメリット

呼吸は酸素を取り込んで二酸化炭素を出すことです。

この呼吸が十分に行えなくなるとただ息苦しいだけでなく様々な問題がおきます。

酸素は体中のあらゆるところで必要とされているエネルギーです。

息苦しい状態とは身体が「酸素をもっとくれー」と言っている状態になるわけです。

酸素が少なくなると脳や筋肉、内臓の働きにも影響がでます。

ここからはその影響についてご紹介していきます。

寝れない

ウトウトしているとき。

グッスリ寝ているとき。

息苦しさがあるとどうでしょうか?

いくら眠気があってもハッと目が覚めてしまいますよね。

それは身体にとって呼吸と睡眠を天秤にかけたとき、呼吸の方が大切だからです。

もし、息苦しくても寝続けてしまい窒息してしまったら元も子もありません。

だから息苦しくなると目が覚めるわけです。

呼吸障害があると熟睡できず浅い睡眠になってしまいます。

そして、日中に眠くなったりボーっとするようになってしまいます。

また、熟睡できないと脳や身体の疲労が取れないので疲れが癒されにくくなります。

心身の成長が妨げられる

身体は寝ているときに疲労を回復しながら成長します。

さきほど息苦しさが睡眠の質を下げるとお話しました。つまり、睡眠の質が下がると寝ているときの身体の成長が進みにくくなってしまうのです。

心の成長は睡眠不足で日中にハッキリと目が覚めないからです。

起きているときに人と話す、食事をする、景色や物をみる、作業をするなど様々な刺激があります。その刺激は脳にとって重要な情報です。

しかし、寝不足で意識がぼんやりしているとどうでしょう?

様々な刺激が入ってきても、脳はそれをしっかりと処理できず、記憶にも残りづらくなってしまいます。

すると、心の成長にも影響が出てくるわけです。

また、寝不足でいるとイライラしやすくなってしまうのも心に影響を及ぼします。

原因になるもの5つ

ここからは病気別に呼吸を妨げる原因と対策をご紹介していきます。

脳性麻痺(痙直型)

このタイプは力が無意識に入ってしまい身体がのけぞったり、手足に力が入りすぎるなどの症状がでます。また、飲み込みの問題が出ることがあります。

特にノドが狭くなり、空気が通りにくくなってしまう事があります。

その原因としては2つあり、首がのけぞってしまう事と唾液や痰が溜まってしまう事です。

これに対しては枕やクッションで頭が反りすぎないように調整するのがいいでしょう。

首や頭だけでなく肩、腰、足にもクッションを挟むことで無理なく横を向くことが出るので唾液や痰が溜まりにくくもなります。

また、胸の動きが硬くなり空気を吸いづらくなっていることもあります。

なぜなら、無意識に全身に力が入ってしまうからです。

呼吸するために働く筋肉がありますが、その働きが妨げられてしまっている状態です。

この場合にはリハビリで胸を柔らかくするようにしたり、力が入りすぎないような薬を使用する方法があげられます。

脳性麻痺(低緊張型)

弛緩型ともいいますが、痙直型とは反対に全身に力が入りづらいのが特徴です。

顔や首周りの筋肉にも力が入りづらいので、仰向けで寝ていると下あごが重力で引けてしまいます。すると、ノドが押しつぶされるように狭くなり息苦しくなってしまいます。

それを予防するためにはネックカラーという首を支える物を使用して下あごが引けないようにします。これは仰向けだけでなく座っているときにも効果があります。

低緊張型の方は座っていると首が前に倒れて、ノドが押しつぶされてしまうので、それを防ぐことができます。

また、低緊張型でも胸の広がりが問題になることがあります。

理由は息を吸うための筋力が弱いからです。それを少しでも解決するためにリハビリで胸を柔らかくしたりすると少ない力でも息を吸うことが出来るようになるでしょう。

ダウン症

ダウン症の場合は下あごが小さいことが関係しています。下あごだけが小さくなると舌がおさまらない状態になります。つまり相対的に舌が大きくなってしまうのです。

すると、行き場のない舌はノドの方へいき空気の通り道が狭くなってしまいます。

この問題が強く出ているときは経鼻エアウェイを使用して、空気の通り道を作ることがいいでしょう。

喉頭軟化症

空気が通る場所のこの部分が柔らかく、息を吸うときにつぶれて狭くなってしまう病気です。この場合は経鼻エアウェイを使用しましょう。

経鼻エアウェイは細い筒状で長さは鼻から喉頭まであります。

これを使用する事で喉頭軟化症でも呼吸するたびに空気の通り道が狭くなりません。

胃食道逆流症

胸焼けをすると胃や食道の辺りがムカムカして気持ち悪くなりますよね。

胃食道逆流症では胃酸や食べ物が逆流してムカムカした状態になります。

また、逆流したものがノドまで上がってくる飲み込みが苦手な方には他の問題がでてきます。ノドにあるモノが飲み込めず、そこに留まってしまいます。すると胃酸で声帯などが炎症を起こしてしまいます。そして、逆流したものを誤嚥してしまい肺に入ってしまう可能性もあります。

その原因にはこれらがあります。

  • 呼吸障害がある
  • 背骨の変形がある

呼吸障害があると、息を吸うときに力が入りやすくなります。肺は力強く広がりますが、胃を圧迫するなどして中のモノが逆流してしまいます。

したがって、まずは呼吸障害を治療する事で胃食道逆流症が改善する事があります。

背骨の変形が左側が凸になるようにあると、逆流が起きやすくなります。それは胃が食道に対して右に曲がっているからです。左凸の変形があると胃と食道の角度が少なくなってしまい、逆流しやすくなります。

そのような時には食後にうつ伏せや前傾姿勢を取るようにすることで逆流を防ぐことができます。

まとめ

その原因になる病気はこれらです。

  • 脳性麻痺
  • ダウン症
  • 喉頭軟化症
  • 呼吸障害

そのときに起こっていることは

  • 脳性麻痺(痙直型)
    • ノドが狭い:首が反ってしまう
    • 胸が広がらない:胸周りの筋肉が硬い
  • 脳性麻痺(低緊張型型)
    • ノドが狭い:首周りの筋力が弱く、下あごが引けてしまう
    • 胸が広がらない:胸周りの筋力が弱く、広がらない
  • ダウン症
    • ノドが狭い:下あごが小さく、舌が大きい
  • 痰などがたまる
    • 飲み込みの障害
    • 胃食道逆流

以上の理由などで息苦しさが出てきます。

それぞれの対応としてはこのようなモノがあります。

  • 脳性麻痺(痙直型)
    • 首が反りすぎないようにする
  • 脳性麻痺(低緊張型型)、ダウン症
    • ネックカラーなどを使用する
    • うつ伏せになる
  • 喉頭軟化症
    • 経鼻エアウェイを使用する
  • 胃食道逆流症
    • うつ伏せになる
    • 息苦しさを和らげる

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