はじめに
療育を楽しむためのキーワードとして「F-words」について紹介してきましたが、今回は最後の紹介になります。
もともと「F-words」は5つ(Function・Family・Fitness・Fun・Friends)あるのですが、今回は最後のキーワードである「Friends」について紹介していきます。
また、5つのキーワードの先に見据えるものとして6つ目のキーワードである「Future」についても紹介します。
F-words:⑤Friends(友達)とは?
子どもたちにとって関わりをもつ存在は家族を始めとした大人だけではありません。
もちろん、家族という存在が障がいをもった子どもたちにとって最も安心できる場所です。
ただ、一日中子どもたちが家庭で過ごすわけではありません。
家庭にいない時間は学校に行ったり、施設で過ごしたり、保育園で過ごしたりなど様々な社会環境で過ごします。
こういった社会環境で子どもたちが最もコミュニケーションをとる存在が「Friends」(友達)です。
同年代の子どもたちと関係をもつことは、障がいをもった子どもたちの発達を促進します。
同年代の子どもたちは年齢こそ同じぐらいですが、それぞれ個性があります。
そのため、やりたいことも性格も皆それぞれです。
他の子どもたちがやっている行動から、障がいをもった子どもたちもやりたいという意欲が引き出されます。
(例)
・TVゲームをしていたら同じものを欲しがる
・滑り台をしていたら自分もやりたくなる など
もちろん、他の子どもたちがやっていることをできない場合もあるでしょう。
しかし、そういった問題にぶつかることも障がいをもった子どもたちにとっては大切なことです。
問題にぶつかることで子どもたちがどのように感じて何をやりたいのかに注目することが大事です。
子どもにとっての社会環境は何でも良いというわけではありません。
子どもの将来を考えて必要な環境を選択し、社会参加の機会をもてるようにしていきましょう。
同年代の子どもたちとのコミュニケーションは、障がいをもった子どもたちの生活をより良くしていくことが可能です。
F-words:⑥Future(未来)とは?
最後に「Future」(未来)について紹介します。
今まで、5つのキーワードによって療育の楽しみ方・考え方について紹介してきました。
私たちは、最終的に子どもたちのために何ができるのでしょうか。
それは、やはり子どもたちの未来のために今できることを行うということではないかと思います。
今は子育てが大変で手探り状態かもしれませんが、子どもたちの未来を考える機会は必ず必要になります。
未来を決めるのは子ども本人と家族です。
最初から不可能と考えるのではなく、子どもの未来の可能性を引き出せるように今できることは何か考えていきましょう!
まとめ
障がいをもった子どもたちの育児=療育は、その障がいの複雑さから何をしていけばよいのか難しいと感じるかもしれません。
「F-words」は、療育に関わる家族の方にとってヒントになることがたくさんあります。
そして、家族の関わりは必ず子どもたちの未来につながっていきます。
F-wordsを通して少しでも子どもたちや家族が療育を楽しめるようになっていただけたら幸いです。
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