子どものいびきは大丈夫?~発達障害と睡眠~

いつも私たちの記事を読んで頂きありがとうございます。

うちの子、いびきをかくんだけどこれって問題なの?

寝ていると息苦しそうにしている。

息苦しさで途中起きてしまっている。

そんなことはありませんか?

実は子どものいびきは6歳ごろまでは誰もが出ることがあります。

しかし、重度心身障がい児は筋肉の緊張や身体の発達が影響して寝ているときの呼吸障害はおきやすいです。

この記事ではいびきに注目してその特徴と対応をご紹介していきます。

 

子どものいびきは大人より息苦しい

同じいびきでも大人と子供では原因や影響は大きく違います。

子どもの場合は大人よりも息苦しくなりやすいうえに目が覚めにくいのです。

なぜそんなことが起きるのでしょうか?

子どもが寝るときの呼吸の特徴にはこのようなものがあります。

  • 呼吸する回数が起きているときよりが減る
  • 筋肉が脱力し空気の通り道が狭くなりやすい
  • 息苦しくなっても目が覚めにくい

この特徴は正常な子どもでも4~6歳になるまでみられる事が多いです。

まず呼吸する回数が大人に比べて睡眠時の回数が減りやすいです。

このことによって、子どもは寝ているときに酸素を取り込む量が少なくなります。

次に寝ると筋肉から力が抜けて空気の通り道が狭くなります。

子どもの気管はまだ柔らかいので、息を吸うときにつぶれてしまいます。

例えるならストローで硬いシェイクを吸おうとしたときにストローがつぶれるような状況です。

そうして気管が狭くなると空気は通りづらくなります。

最後に息苦しくなっても目が覚めにくいということがあります。

これは子どもが一度寝るとなかなか起きないからです。大人であれば起きてしまうようなこと、例えば大きな音や光などの刺激があっても脳波でみると起きることがないためにおきます。

逆に加齢に伴って、ちょっとした刺激でも目が覚めるようになることも影響しています。

これら3つの特徴が健常な子どもが寝ているときにも現れます。

呼吸する回数が少ないので、取り込める酸素の量は減ります。

気管が狭くなっているので、さらに酸素は取り込みづらくなります。

そうして息苦しい状態になります。

しかし、目が覚めにくいので寝ているのです。

そのため、子どものいびきは大人よりも息苦しさを感じやすいです。

いびきが起きる場所はこの3か所

実はいびきが起きる場所は1か所だけではありません。

上の画像のように3か所あります。

それぞれ名前があります。

1.上咽頭

2.中咽頭~下咽頭

3.喉頭

場所によっていびきの音が違ってくるので区別ができます。

すると適切な対応が出来るようになるのでその方法をご紹介します。

いびきの特徴

  • 上咽頭が狭いとき
    • 吸うときに「ガーガー」いびきのような音する

一般的ないびきはこの上咽頭が狭くなっておこります。

ここから聞こえる音はそのままいびきのイメージです。

  • 中咽頭~下咽頭が狭い時
    • 吸うときに「ゴーゴー」、「カーッカーッ」音がする

先程のいびきよりも少しこもったような音になるのが特徴です。

ここは上咽頭よりも奥に位置するのでそのような特徴が現れます。

  • 喉頭が狭いとき
    • 吸うときに「グーグー」音がする
    • 目が覚めているときに症状がでる(寝ているときは軽い、出ない)

上の2つとは違い、目が覚めているときには症状がでないのが大きな特徴です。

脳性麻痺の方はここが狭くなることが多いです。

喉頭軟化症がおきると喉頭のあたりが柔らかい状態で、息を吸うと潰れるように狭くなってしまいます。また、首周りの緊張が高くて頭がのけぞってしまう事があると更に喉頭が狭くなります。

場所ごとの対応方法

どこが原因なのか、いびきの音や出る状況の違いでわかりましたか?

では、場所がわかったらどのような対応をするのがいいかご紹介します。

上咽頭が狭いときには経鼻エアウェイを使用しましょう。

鼻から管を通すことで空気の通り道ができます。

詳しくはこちらをご参照ください↓

https://miraitsunagu.net/nasal-airway/

中咽頭~下咽頭が狭いときも経鼻エアウェイが役立つことがあります。しかし、経鼻エアウェイでは届かないことがあります。

そんなときは頭の位置を調整して空気の通り道を作りましょう。

緊張が高くて首がのけぞりすぎてしまう場合は首は真ん中~少し反った状態がいいでしょう。

逆に緊張が低くてあごが引けてしまう事があります。あごの重さを支えられずに落ちてしまい、空気の通り道が狭くなっている状態です。

そんなときは横向きで寝るなどしてあごの重さがノドにかからないようにしていきましょう。

喉頭が狭いときは頭が少しうなづくような姿勢をとるようにしましょう。喉頭までは経鼻エアウェイは届かないのでこのような時は有効ではありません。

姿勢を変えるなどの方法をとっても呼吸がとても制限されているときには気管切開などの手術を検討します。

まとめ

以上がいびきの特徴と原因別の対応方法でした。

まとめると以下のようになります。

いびきが起こる場所は3か所あります。

画像③

呼吸の特徴は

  • 上咽頭が狭いとき
    • 吸うときに「ガーガー」いびきのような音する
  • 中咽頭~下咽頭が狭い時
    • 吸うときに「ゴーゴー」、「カーッカーッ」音がする
  • 喉頭が狭いとき
    • 吸うときに「グーグー」音がする
    • 目が覚めているときに症状がでる(寝ているときは軽い、出ない)

問題のある場所別の対応方法

  • 上咽頭が狭いとき
    • 経鼻エアウェイを使用する
  • 中咽頭~下咽頭が狭いとき
    • 経鼻エアウェイを使用する
    • 緊張亢進:首は真ん中か、少し反った位置
    • 緊張低下:横向きで寝る
  • 喉頭部分が狭いとき
    • 頭が少しうなづくような姿勢をとる(うつ伏せなど)
    • 気管切開をする

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